エリック・カー 22回目の命日
Eric Carr R.I.P.
今日11月24日は、私が敬愛するKISSの2代目ドラマー、エリック・カーの命日です。当ブログのプロフやTwitterアイコンで(勝手に)使わせてもらっている写真の人です。もちろん素顔ではありません(笑)
あれから22年も経ったんですね。
昨晩Twitterで、あるフォロワーさんとエリックのことを語る機会があったのですが、アマチュアながらすごくイラストが上手い人でして、過去に描かれたエリックのイラストを2点ほど見せて頂きました。いたく感動してしまいましたので、お願いして当ブログでも紹介させて頂くことにしました。
1枚目はエリック初登場時期の狐コスチュームですごくクールです。2枚目の方は、ピーターとエリックが一緒に [Beth] を練習しているシチュエーションだそうです。ピーターが可愛すぎってこともありますが(笑)、エリックの優しそうな人柄が滲み出てて最高です。エリック愛を感じますよね。
以前KISSのイラストブログをやっていらしたそうなのですが、残念ながら現在は閉じられているとのこと。再開を期待したいものです。
書いていいものかよくわからなかったので、お名前(アカウント)等はここでは割愛させて頂きます。ご了承ください。
今日は休日出勤だったのですが、なんとか仕事が片付いたので、このイラストを見ながらエリックのことを偲んでいきたいと思います。
昨年はYoutubeで動画を探しながら書きましたが、今年は思ったことだけをだらだら書いていこうと思います(笑)
昨年の記事→エリック・カーを偲んで(1日遅れ)
享年41歳、心臓癌のために亡くなったと伝えられています。初めてエリックを知った時は私より随分年上だったのに、とっくに追い抜いてしまっています。エリックより長生きしてしまいました。
私がKISSを知ったのは小学生の頃、NHKのヤング・ミュージック・ショーをたまたま観てしまった瞬間です。その頃は70年代におけるKISSの全盛期だったワケです。アルバムで言えば5枚目のアルバム 『Rock and Roll Over(地獄のロックファイアー)』 が発売された翌年です。1977年の初来日時の映像ですからね。
さらにその翌年、1978年に2度目の来日公演をしてくれたワケなんですが、実はその頃になるとバンド内での不和が進行してて、ピーター・クリスの脱退劇があったりで、せっかくファンになったばかりなのに結構もやもや状態だったんですよね。まだKISS-ARMYと豪語できる年齢ではなかったですから、あからさまにはわかりませんでしたけど。
そのもやもや感を吹っ飛ばしてくれたのが、ピーターの後任として現れたエリック・カーその人だったんですね。
正式ドラマー不在のまま製作された 『Unmasked(仮面の正体)』 は、実は大好きなアルバムなのですが、エリック加入後に作られた 『Music From "The Elder"(エルダー~魔界大決戦)』 を聴いた時は正直がっかりしました。
その理由は置いときまして(笑)、80年代に入り、混沌とした中でエースまでが脱退してしまい、KISSから心が離れつつあった矢先にリリースされたのが、早や10枚目のスタジオ・アルバムとなる 『Creatures of the Night(暗黒の神話)』 でした。
なんともカッコいいジャケットじゃありませんか!(近年のCDではジャケットが差し替えられましたけど)新しいドラマーのメイクはキツネでした。“THE FOX” 見参と言ったところでしょうか。もっともエルダーの日本版レコードの帯や、直前に出たベストアルバム 『KISS Killers』 で既にお目見えしておりましたが、その辺はスルーします(笑)
ワクワクしながら針を落とすと(当時はレコード)、これまでのKISSでは考えられなかったへヴィなドラミングが轟きました。その瞬間です。私がエリック・カーに惚れたのは(笑)「KISSはオリジナルメンバーであるべき」との定説、ピーターが脱退した時点で離れかけてた心が一気に引き戻されたんです。
サウンドは大きく変わりました。この後どんどんヘヴィになって行くワケですが、「仮面の正体」以降のもやもや感がなくなり、新生KISSにのめり込んでいきました。KISSのヘヴィメタル時代到来と言うワケですが、メタル然としたロックをその後も聴き続けて来れたのはこのアルバム、ひいてはエリックのおかげってことになります。
あの奇抜なビジュアルは私がKISSファンになった要因の一つです。それでもメイクを落とした後も(多少浮き沈みはありましたが)そのままKISS-ARMYを続けていられたのはエリックのおかげです。
待ちわびて待ちわびて、やっと来日公演を観に行くことが出来たのは、ヤング・ミュージック・ショーから10年後のこと…、1988年 「Crazy Nights Tour」 武道館公演でした。初めて観たKISSのステージセットは簡素なものでした。当然メイクもしていませんでした。2階席でポールもジーンもちっぽけにしか見えませんでした。それでもそこに長年憧れ続けたKISSが居ると言う事実だけで感涙してしまいました。
その時ドラムを叩いていたのがエリック・カーでした。[Black Diamond] を歌ってくれたのもエリック・カーでした。だからすごく思い入れあるんです。
しかし、次の来日時にその姿はありませんでした(涙)私は1995年の来日公演は観に行きませんでした。
私がKISSファンである期間はピーター在籍時より、エリック・カー在籍期間の方が遥かに長いんですよね。ヤング・ミュージック・ショーでKISSを知ってから、エリックに交代するまでたった4年なんですよね。エリックは生涯KISSとしておよそ10年間在籍しました。とは言え、現ドラマーのもう一人のエリックは、すでにそれ以上になってるんですよね。ちょっと寂しくもあります。
エリックが生きてたら…、今でも元気なら…、その後のKISSはどんな展開になってたでしょうね。先月の来日公演はCATMANのシンガーではなく、FOXのカーであったかも知れません。もしくはリユニオンなんて実現せずノーメイクのまま、ベテランメタルバンドとして君臨していたかも知れません。
先月の来日公演、幕張メッセと大阪城ホールで観たもう一人のエリックはすごくカッコよかったです。ライヴを観ている時に「これがエリック・カーだったらなぁ」とはコレっぽっちも思いませんでした。頭をよぎることすらなかったです。大阪公演アフターでちらっとエリック・カーの話題になった程度です。
なんとなく薄情なようですが、それでいいと思っています。こうして一年に一度、エリック・カーの音楽を聴き、エリックを偲ぶことが出来れば十分だと思います。
現在KISSを語る時、話題に出てくるのはほとんどエリック・シンガーです。当たり前ですよね。KISSのドラマーはエリック・シンガーなんですから。でも決してみんなエリック・カーのことを忘れてるワケではないんですね。それが嬉しかったりします。
今回はいろいろ動画を探す余裕がありませんでしたが、ひとつだけ…
今年は10月にKISS、今月11月はポール・マッカートニーと、私にとってもっとも大切なバンドとミュージシャンがこぞって来日してくれました。
私はビートルズが好きだったからKISSも好きになれたと言っても過言ではないと思っています。KISSとビートルズは、見た目やパフォーマンスの違いなどから似ても似つかぬ相反するモノと思っている人たちも多いと思います。特にコアなビートルマニアの方には「一緒にするな!」なんて怒られるかも知れません。ですがKISSはビートルズの正当なフォロワーだと私は思ってたりします。
そもそも彼らのコンセプトがそうだったワケで、全員が曲書いて歌えるキャラクター性豊かな4人のメンバー構成もそうですが、なんと言ってもビートルズに影響受けたのはあのハーモニーだと思うんです。
そんなわけでこの動画を…、『Hot in the Shade』 リハーサル途中の一場面みたいです。ポールとジーンがエリックを交えてビートルズ・ナンバーのフレーズを練習なしで見事にハモってます。映像冒頭、[Black Diamond] のくだりからビートルズ大会へ発展するところなど、あのハーモニーはやはりビートルズをリスペクトしてるんだよなぁって感じます。
エリックは2分10秒あたりから現れます。ジーンとポールに可愛がられてたんだなぁ、ってしみじみ感じさせる動画でもあります。
5' 05'' 付近… I've Just Seen a Face
5' 50'' 付近… Help!
6' 20'' 付近… Please Please Me
8' 40'' 付近… Rain
今日11月24日は、私が敬愛するKISSの2代目ドラマー、エリック・カーの命日です。当ブログのプロフやTwitterアイコンで(勝手に)使わせてもらっている写真の人です。もちろん素顔ではありません(笑)
あれから22年も経ったんですね。
昨晩Twitterで、あるフォロワーさんとエリックのことを語る機会があったのですが、アマチュアながらすごくイラストが上手い人でして、過去に描かれたエリックのイラストを2点ほど見せて頂きました。いたく感動してしまいましたので、お願いして当ブログでも紹介させて頂くことにしました。


1枚目はエリック初登場時期の狐コスチュームですごくクールです。2枚目の方は、ピーターとエリックが一緒に [Beth] を練習しているシチュエーションだそうです。ピーターが可愛すぎってこともありますが(笑)、エリックの優しそうな人柄が滲み出てて最高です。エリック愛を感じますよね。
以前KISSのイラストブログをやっていらしたそうなのですが、残念ながら現在は閉じられているとのこと。再開を期待したいものです。
書いていいものかよくわからなかったので、お名前(アカウント)等はここでは割愛させて頂きます。ご了承ください。
今日は休日出勤だったのですが、なんとか仕事が片付いたので、このイラストを見ながらエリックのことを偲んでいきたいと思います。
昨年はYoutubeで動画を探しながら書きましたが、今年は思ったことだけをだらだら書いていこうと思います(笑)
昨年の記事→エリック・カーを偲んで(1日遅れ)
享年41歳、心臓癌のために亡くなったと伝えられています。初めてエリックを知った時は私より随分年上だったのに、とっくに追い抜いてしまっています。エリックより長生きしてしまいました。
私がKISSを知ったのは小学生の頃、NHKのヤング・ミュージック・ショーをたまたま観てしまった瞬間です。その頃は70年代におけるKISSの全盛期だったワケです。アルバムで言えば5枚目のアルバム 『Rock and Roll Over(地獄のロックファイアー)』 が発売された翌年です。1977年の初来日時の映像ですからね。
さらにその翌年、1978年に2度目の来日公演をしてくれたワケなんですが、実はその頃になるとバンド内での不和が進行してて、ピーター・クリスの脱退劇があったりで、せっかくファンになったばかりなのに結構もやもや状態だったんですよね。まだKISS-ARMYと豪語できる年齢ではなかったですから、あからさまにはわかりませんでしたけど。
そのもやもや感を吹っ飛ばしてくれたのが、ピーターの後任として現れたエリック・カーその人だったんですね。
正式ドラマー不在のまま製作された 『Unmasked(仮面の正体)』 は、実は大好きなアルバムなのですが、エリック加入後に作られた 『Music From "The Elder"(エルダー~魔界大決戦)』 を聴いた時は正直がっかりしました。
その理由は置いときまして(笑)、80年代に入り、混沌とした中でエースまでが脱退してしまい、KISSから心が離れつつあった矢先にリリースされたのが、早や10枚目のスタジオ・アルバムとなる 『Creatures of the Night(暗黒の神話)』 でした。

なんともカッコいいジャケットじゃありませんか!(近年のCDではジャケットが差し替えられましたけど)新しいドラマーのメイクはキツネでした。“THE FOX” 見参と言ったところでしょうか。もっともエルダーの日本版レコードの帯や、直前に出たベストアルバム 『KISS Killers』 で既にお目見えしておりましたが、その辺はスルーします(笑)
ワクワクしながら針を落とすと(当時はレコード)、これまでのKISSでは考えられなかったへヴィなドラミングが轟きました。その瞬間です。私がエリック・カーに惚れたのは(笑)「KISSはオリジナルメンバーであるべき」との定説、ピーターが脱退した時点で離れかけてた心が一気に引き戻されたんです。
サウンドは大きく変わりました。この後どんどんヘヴィになって行くワケですが、「仮面の正体」以降のもやもや感がなくなり、新生KISSにのめり込んでいきました。KISSのヘヴィメタル時代到来と言うワケですが、メタル然としたロックをその後も聴き続けて来れたのはこのアルバム、ひいてはエリックのおかげってことになります。
あの奇抜なビジュアルは私がKISSファンになった要因の一つです。それでもメイクを落とした後も(多少浮き沈みはありましたが)そのままKISS-ARMYを続けていられたのはエリックのおかげです。
待ちわびて待ちわびて、やっと来日公演を観に行くことが出来たのは、ヤング・ミュージック・ショーから10年後のこと…、1988年 「Crazy Nights Tour」 武道館公演でした。初めて観たKISSのステージセットは簡素なものでした。当然メイクもしていませんでした。2階席でポールもジーンもちっぽけにしか見えませんでした。それでもそこに長年憧れ続けたKISSが居ると言う事実だけで感涙してしまいました。
その時ドラムを叩いていたのがエリック・カーでした。[Black Diamond] を歌ってくれたのもエリック・カーでした。だからすごく思い入れあるんです。
しかし、次の来日時にその姿はありませんでした(涙)私は1995年の来日公演は観に行きませんでした。
私がKISSファンである期間はピーター在籍時より、エリック・カー在籍期間の方が遥かに長いんですよね。ヤング・ミュージック・ショーでKISSを知ってから、エリックに交代するまでたった4年なんですよね。エリックは生涯KISSとしておよそ10年間在籍しました。とは言え、現ドラマーのもう一人のエリックは、すでにそれ以上になってるんですよね。ちょっと寂しくもあります。
エリックが生きてたら…、今でも元気なら…、その後のKISSはどんな展開になってたでしょうね。先月の来日公演はCATMANのシンガーではなく、FOXのカーであったかも知れません。もしくはリユニオンなんて実現せずノーメイクのまま、ベテランメタルバンドとして君臨していたかも知れません。
先月の来日公演、幕張メッセと大阪城ホールで観たもう一人のエリックはすごくカッコよかったです。ライヴを観ている時に「これがエリック・カーだったらなぁ」とはコレっぽっちも思いませんでした。頭をよぎることすらなかったです。大阪公演アフターでちらっとエリック・カーの話題になった程度です。
なんとなく薄情なようですが、それでいいと思っています。こうして一年に一度、エリック・カーの音楽を聴き、エリックを偲ぶことが出来れば十分だと思います。
現在KISSを語る時、話題に出てくるのはほとんどエリック・シンガーです。当たり前ですよね。KISSのドラマーはエリック・シンガーなんですから。でも決してみんなエリック・カーのことを忘れてるワケではないんですね。それが嬉しかったりします。
今回はいろいろ動画を探す余裕がありませんでしたが、ひとつだけ…
今年は10月にKISS、今月11月はポール・マッカートニーと、私にとってもっとも大切なバンドとミュージシャンがこぞって来日してくれました。
私はビートルズが好きだったからKISSも好きになれたと言っても過言ではないと思っています。KISSとビートルズは、見た目やパフォーマンスの違いなどから似ても似つかぬ相反するモノと思っている人たちも多いと思います。特にコアなビートルマニアの方には「一緒にするな!」なんて怒られるかも知れません。ですがKISSはビートルズの正当なフォロワーだと私は思ってたりします。
そもそも彼らのコンセプトがそうだったワケで、全員が曲書いて歌えるキャラクター性豊かな4人のメンバー構成もそうですが、なんと言ってもビートルズに影響受けたのはあのハーモニーだと思うんです。
そんなわけでこの動画を…、『Hot in the Shade』 リハーサル途中の一場面みたいです。ポールとジーンがエリックを交えてビートルズ・ナンバーのフレーズを練習なしで見事にハモってます。映像冒頭、[Black Diamond] のくだりからビートルズ大会へ発展するところなど、あのハーモニーはやはりビートルズをリスペクトしてるんだよなぁって感じます。
エリックは2分10秒あたりから現れます。ジーンとポールに可愛がられてたんだなぁ、ってしみじみ感じさせる動画でもあります。
5' 05'' 付近… I've Just Seen a Face
5' 50'' 付近… Help!
6' 20'' 付近… Please Please Me
8' 40'' 付近… Rain