ヘビロテ日記 第93回 『Orianthi - Rock Candy』
ロック・キャンディ / オリアンティ
2022年

01. Illuminate, Pt. 1
02. Light It Up
03. Fire Together
04. Where Did Your Heart Go
05.Red Light
06. Void
07. Burning
08. Living Is Like Dying Without You
09. Witches, the Devil
10. Getting to Me
11. Illuminate, Pt. 2
これはレビューでもレコメンドでもありません。通勤時に車運転しながら聴いて、頭に浮かんだことを自分の言葉でさらっと書いて、日々SNSに投げてるかなりマイノリティな感想文の寄せ集めです。最近は忙しさにかまけて、SNS投げるだけ投げてまとめる時間がなかなか取れないのが実情ですが。
とりあえず、更新できる時に更新しておきます。
と言っても前回から2週間経ってますがまぁこんなもんです。早い方(笑)
前回記事のナイト・レンジャーは、今更ながらの2021年マイベスト選出でしたが、今回は2022年のマイベストです。マイベストの3位かな。今年の1月に選出したばかりでまだ半年しか経っていないんですよ。(それがどうした)
昨年買った新譜で最後に聴いたのはこのアルバムでした。もっとはよ聴きゃ良かったと後悔するほど気に入りました。
オリアンティちゃん、9月に来日が決まりましたね。東京2日間のみ、ド平日。それも遠征計画立てにくい木曜日と金曜日。せめて大阪へ来てくれるなら、一日休み取って日帰り強行の可能性があったんですけどね。死ぬほど観たいライヴのひとつですが、死ぬのは嫌なので断念します(笑)
とりあえず、今のうちにこの記事まとめることが出来て良かったです。来日近づくと悔しさでまともなこと書けんでしょうから(笑)
さて、彼女のことはご多分に漏れずマイケル・ジャクソンの映画で知ったのですが、実のところ、その時はそれほど興味は惹かれなかったですね。映画は観に行きました。そこは女性ギタリストだったんで「おおっ」とは思いましたけど。のちにアリス・クーパー・バンドへ参加した時、スカパーで録画したアリスのライヴを観て、口の端から血をたら~っと流しながらギター弾いてる姿に萌えてしまったんですよ(笑)

これです!(拾い物)
まぁそんなどうでもいい思い出話は置いといて…、一応ソロでリリースしたスタジオアルバムは全て持ってます。好きな曲は結構ありますが、ハマるほどではなかったです。でもこのアルバムはハマりましたね。ドハマりです(笑)これまでのアルバムの中で一番好きです。たぶん。
昨年末から聴き始め、今でもたまに思い出してはヘビロテします。一度聴き始めるとこの一枚を一週間くらいずっと聴いてたりします。会社からの帰宅時に一日一枚のルーティンなんですけどね。
最近はインスタでスリムな容姿と綺麗なお嬢さんぶりをよくお見かけしますが、個人的にはややぽっちゃりした丸顔と前髪パッツンの頃の方が好みなのですが、そんなどうでもいいことは置いといて(笑)彼女は音楽的な引き出しが多いのが好印象。ルーツはハードロック畑の人なんでしょうけど、様々なジャンルのミュージシャンとの関わり合いで視野も拡がりセンスが磨かれたんでしょうね、きっと。
このアルバムもバラエティに富んでてサウンド自体はハードめなんだけど、曲調がハードロック一辺倒じゃないとこがとても良いです。歌の表現力が豊かになってると思うし、安心して聴けるギターは相変わらず。1音1音丁寧なソロワークはもちろんのこと、歌うギタリストらしいバッキングのリフが最高にクールです。
オープニングのギターインストから、ザクザクしたシャッフルブギーへ。2曲目の「Light It Up」、めちゃめちゃカッコええ出だしじゃないですか。スージー・クワトロ思い出してしまいました。いかにもギタリストが弾きながら歌うタイプの曲で、バッキングリフがカッコイイ(←さっきもう書いた)。A メロとサビの高低差がない曲調でのサビの盛り上がり、あのユニゾンコーラスはライヴで大合唱になるんじゃろうなー。
しかし曲は短いです。盛り上がってる最中に突然終わるもんだから、その直後、0コンマ何秒かの余韻のサイレントでフッと短く息をついて次の曲が静かに始まる…この構成が秀逸だと思います。1曲目のインストからこの曲への橋渡しも同様。1曲1曲にメリハリ付くし、いろんなタイプの曲が怒涛の如く押し寄せてきても全く散漫に感じられない。とても良いバランスです。
Orianthi - "Light It Up" - Official Music Video
フッと短く息をついて始まる3曲目「Fire Together」、歌上手くなりましたね。Aメロのロートーンでの表現力が格段に上手くなってる気がします。サビとのメリハリも。ちょっとゾクゾクきました。このアルバムではどの曲もそれぞれ違う歌い方をしてるんですね。
他の曲が70年代テイストなのに対して、4曲目「Where Did Your Heart Go」だけは80年代っぽい印象。後半はストリングス風入ってきて、80年代のハートみたいです。キーは上げてないと思うのに、突然がなり気味で強弱付けて歌うサビがなんか萌えます。表現難しいですけど。ギターソロもエモーショナルでカッコ良いです。入り方も良いし、曲に合った音色も。
シンプルなリフのラモーンズみたいな5曲目「Red Light」は、ギター掻き鳴らしながら即興で作ったような(あくまで「ような」です)曲がアグレッシヴでカッコ良いし、グルグルうねりまくるリズムの変化でトリップしてしまいそうな6曲目「Void」は、ダークなヘヴィロックで、いずれも70年代テイストですよね。『懐古趣味的ロック』が大好きなおっさん泣かせ(自分のこと)
このアルバムで一番最初にハマった曲…って言うかツボった曲は、実は7曲目の「Burning」だったりします。70年代臭ぷんぷんしててたまらんかったです(笑)前作アルバムに入ってた「Sorry」って曲聴いた時も似た印象でしたが、それよりももっとサイケで70年代っぽく感じます。ギターソロもカッコイイし。
Burning